父のガンがみつかった
今日、父のガンがみつかりました。
お仕事中のお昼休み、病院から電話が鳴る。
はて・・・?病院から電話て、支払い忘れてたことでもあったっけ?と思いつつ
電話に出るとO先生からだった。
この病院は私が以前勤めていた病院で、O先生は私がとても信頼している
わりと仲の良かった先生である。
父は糖尿病があり、O先生は父の主治医。
O先生の説明によると、父は腹痛と便が出ないということで4月の26日に病院を受診していた。
レントゲンを撮ると、大腸の一部が狭くなっていた。(この時点で私は父がガンであると認識した。)
狭窄(狭くなっている)の原因を調べるためにレントゲンだけでなく、大腸カメラをすすめられたにも関わらず、どうやら父は仕事を理由に2回もキャンセルしていたというではないか。
それで、今日、またお腹が痛くなり、便が出ない理由で再診したようだ。
O先生から
「お父ちゃん、入院させようと思ってんねんけど、あの性格やから、入院せーへんって言いいそうやろ?そやから、自分(私)にそばにおってもらったら、言うこと聞くと思って、連絡したんや。病院来れる?」
と言われた。
大腸に狭窄があるまま放っておくと、いずれ、腸閉塞(イレウス)になり、腹痛、吐き気・嘔吐に襲われる。看護師としてたくさんの患者さんを見てきた以上、それは十分わかっている。
どのみち、家に帰っても、また病院に行くしかない。
だとしたら入院しかない。手術しかない。
O先生に17時ごろに病院に行く約束をし、再び私の仕事に戻った。
1時間ほどの間、父の病気のことに意識がとられていたが、これがショックだったのかは
自分でもよく分からない。
でも仕事でだいぶ、父の病気を受け入れ(まだ宣告されたわけではないが、経験上、おそらくガンで間違いはない)ることができていた。
それから母(オカン)に電話をし、入院の準備をして17時に病院に来るように伝えた。
17時に病院にいくと、オカンは到着していた。
オカンにも父がおそらくガンであることを伝えた。
オカンは、見た目はそんなにショックは受けていない様子であった。
というか、いつも強気なオカンなので、気丈にふるまっているだけかもしれないけど。
17時すぎに大腸カメラがおわり、検査の結果を聞いた。
検査の画像も見せてもらったが、明らかに腸の組織が盛り上がり、腸の粘膜からところどころ出血もしていて、ほぼガンだということを認識した。
O先生は「一応、組織もとって(病理)検査に出したけど、99.9%ガンやと思う」と。
放置するとイレウスになる、手術が必要である、このまま入院した方がよいと言われた。
父にも入院の説明をしたが、私がいたからか、父も観念していたようで
すんなり入院に納得した。
父は大腸カメラの鎮静剤で少しボーっとしていた。
まだ父には告知はしていないが、「お腹にわるいものがある、手術しないといけない」とだけO先生は父に説明してくれた。
父は「こうなったら、まな板の上のコイや」と。
「この歳まで生きたんやから、あとはもどうなってもええ」とも。
だいたいのことは理解したのかな・・・?
父はこれまで、交通事故で骨折入院
慢性硬膜下血種で意識レベル低下、緊急入院・緊急手術
糖尿病、脳腫瘍(良性)と病気をしてきて
これまで何とかなってきたけど、今回ばかりはどうだろう・・・?
とはいえ、昨日まで、一応元気に仕事に行っていたのだから
全身麻酔で手術を受ける体力はあるだろう。
ただ80歳だけに、術後のことが少し心配。
とはいえ、いつかこんな日が来ると思い
父との時間は後悔ないように過ごしてきた。
私の人生の半分以上の時間、父と同じ時間を過ごしてこられただけでも
十分幸せである。
あとは確実に残り少ないであろう、父との時間を、大切に過ごすだけである。
できるだけ、笑顔で平穏な良い時間をすごせるよう
父への愛情をもって、一緒にすごせたらと思う。

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