リアル あたしんち

昭和平成を生きるスーパーオカンと家族のエピソード

愛するmyばあちゃん

生まれた時から一緒に暮らしていた、ばあちゃん
ばあちゃんもオカンに負けず劣らずの強かな女でした。



戦争を体験したからか?
辛い体験をいっぱいしたからか?
ちょっとやそっとでは動じない、ユニークなばあちゃんでした。



たとえば、我が家はけっこう、自然の多いところに家がありましたんで
ゴキちゃんが、ちょくちょく出てきておりました。
私なんか、ゴキを見たらすぐに逃げるタイプだったんですけど、
ある日、ごはん食べてるときに、ゴキが出没
ばあちゃんは、すぐさま素手でゴキをバシッと平手うち
(・・・ばあちゃん、私ごはん食べてるんやけど・・・😅)



ある日も、家の倉庫を片付けてた時に
段ボールの中にネズミが子供をめちゃくちゃ産んでるのを発見
小さい小さいネズミのお子たちが、かわいくモゾモゾしてたんですが
ばあちゃんは容赦なく
「どき!!火つけて燃やすさかい」
と着火🔥😨・・・これは昭和のお話です
(子ネズミかわいそうやったけど、仕方ない・・・😥)



畑に行ってヘビに遭遇しても知らん顔・・・
・・・あっちいけ、くらいは言うてたかな??



とまあ、ばあちゃんは、ほんとにたくましくて
私たち孫には本当に優しいばあちゃんでした




でも、ばあちゃんは、私によく話をしてくれました。
死んだじいちゃんが、いかに、ばあちゃんをほったらかしにして、遊んでたかを。
「死んだおじいちゃんはな、よそに、女がようさんおってな。
ほいで、家では子ばっかり作って・・・6人も産まされて。

ほいで、ちいーーっとも家に帰ってきやへん。」
ばあちゃんは、子供を6人も産んだのに、一人で育てて大変苦労したようです。
そして、お姑さんやお舅さんの世話もして・・・家のこともして。




そんな話を私によくしてくれました。



でも、じいちゃんは52歳で亡くなったわけで、
ばあちゃんも50歳くらいで未亡人になったんですね。
オカンが言うてましたけど
「おばあさん、おじいさんの葬式の時、うれしそうやったな。
  へい!スシいっちょ!とか言うて」
と。



オカンが言うには、ばあちゃんは、家のこと、お金のこともすべて、
じいちゃんに支配されていて、なんにも自分の自由になるものがなかったそうな。
じいちゃんが、亡くなって初めて、ばあちゃんは、やっと人生、自由に開放されたんでしょうね。



そのあとは、ばあちゃんは、近所のアイスクリーム工場の独身寮の飯炊きのバイトして
自分でお小遣いを稼いで、人生を楽しんでおりました。
もちろん、私たち孫もじいちゃんが亡くなってから産まれたんで
孫と楽しく過ごせて、いい時間を送れたと思います。


まあ、唯一のストレスはうちのオカンやったと思いますが(笑)
あ、ちなみに、うちのオカンはゴキが出たら
ハエたたきで仕留めて
半殺しにしたところを、灰皿に投入して
「火あぶりの刑」といって、火🔥をつけてました🤣